日本人に合う洋服を考える。東洋的服装術。和風な顔にこそ東洋服が似合う。

「オシャレの基本アイテムであるジャケットを買ってみたけどどうも似合わない」「ヨーロッパのオシャレさんのスナップ写真を見て自分との差に愕然とした」そんな時こそ少しオリエンタルな洋服にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ここ最近トレンドとして定着しているビッグシエルエットな着こなしにもオリエンタルな雰囲気のある洋服はマッチします。そしてオリエンタルな雰囲気のあるブランドを取り扱うセレクトショップも増えてきています。チャレンジしてみると気分も変わるかも!?


日本人の和風顔、体型に合う服って・・・?

トップスとボトムスを同色同素材なもので揃えるセットアップスタイルがかなり広まったことで、ジャケットとパンツをセットアップで揃えるファッションがとても多く見受けられます。

ユニクロや無印良品、各セレクトショップからもジャケットパンツのセットアップ商品が数多く出ています。

しかし、実際に着てみると(特にジャケット)

「あれ?頭でかく見えてバランス悪くね?」とか

「モデルの外国人が着ている雰囲気とはかなり違うぞおい」とか・・・

いまいち似合わないことも多いです。

私自身も身長175センチ体重70キロ、頭も大きく腰と脚(特にオシリと太もも)が太い「ザ・日本人」な体型なため、このようなことが多々おこります。

それでもここ数年のビッグシルエットブームのおかげで、体型についてはだいぶ隠せるようになってきています。

また各ブランドさんの努力の成果もあって、日本人的体型でも綺麗なシルエットに見える洋服がかなり増えてきています。(特にパンツ類のシルエットはかなり良いものが増えてきました)

しかし、次に悩むのが顔との関係です

どう頑張っても和風な顔にいまいちジャケットが合わないなと思うことは良くあります。

洋風な顔の方は悩まないとおもいますが、私のような和風な顔の方はジャケットを着てみて「あれ?」となる方も多いと思います。

そこで思い切って、和服、とまではいかないまでもオリエンタルな雰囲気のある服にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

そもそもジャケットをはじめ洋服は「洋」服と書くだけあって、もともと外国から入ってきたもので西洋の文化を起源に持つものがほとんどです。

であれば、何も無理して「洋」に合わせず、「東洋」「オリエンタル」を取り入れてみると意外と似合うかもしれません。

もともと私たちは東洋系の顔や体型をしているのですから。

オリエンタルな雰囲気が出る服やブランドって?

オリエンタルな雰囲気が出る服といってもじゃあどんなものがあるのか?と悩みます。

そこでいくつかオリエンタルな雰囲気が出る洋服やブランドについてご紹介します。

バンドカラーシャツ

まずはもっとも取り入れやすくユニクロや無印などでも売られていて手に入りやすいアイテム。バンドカラーシャツです。

バンドカラーシャツはスタンドカラーシャツと言われることもあります。詰め襟のような形をしているシャツですね。

バンドカラーシャツはもともと東洋で生まれたものではありません。

しかしこれは普通のシャツよりもグッとオリエンタルな雰囲気が出ます。

チャイナ服や東南アジアの伝統服、日本の学ラン等、アジア圏の伝統服には衿が立ったデザインの服装が多いんです。

それ故、衿が立ったバンドカラーシャツは着てみると程よくオリエンタルな雰囲気が出て、和風な顔にもマッチします。

バンドカラーシャツは10年前ぐらいからファッションアイテムとしても一般的になりました。

私も流行り出した当初は「変な衿」としか思っていませんでしたが、着てみると普通のシャツよりもかなり和風顔にマッチするため、今では私服用のシャツはバンドカラーシャツが大半です。

無理なくオリエンタルな雰囲気を出せてかつ他人とは少し違うオシャレができるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

オススメはGUのビッグシルエットなバンドカラーシャツです。これは万能です。着るだけでオシャレになります。

GUの服はノンアイロンシャツのものも多く、自宅での洗濯も可能でケアの面でもストレスフリーなところが嬉しいですね。

チャイナシャツ(チャイナジャケット)

これは名前そのままでチャイナ風のシャツ又はジャケットです。

こんな感じのものですね。(写真はsophnet.というブランドのカンフージャケットです)

黒のチャイナジャケットは上品。
こっちはブルー。これはこれで合わせやすい。

チャイナジャケットの特徴はフロントボタンです。この特殊なボタンの形状がとてつもないオリエンタルな雰囲気を醸し出します。

チャイナジャケットは数年前にメンズファッションでも流行った時期があり、有名ブランドから数多くのチャイナシャツが販売されていました。

メンズファッションで最も有名なチャイナジャケットはA.P.C.のチャイナジャケットでしょうか。

今では流行りが少し落ち着いたこともあり、ブランド古着ショップでよく見かけることがあります。古着だと値段も格安なのでオススメです。

一見、合わせるの難しそう!と思うのですが、これは一度試着してみると和風な顔にとても似合います。

ボタンの形状が特殊なので、上からアウターを羽織って重ね着したりしてもオシャレに見えます。

抵抗ある方も多いかもしれませんが、一度試してみて頂きたいアイテムです。

ちなみにオススメはデニム素材のチャイナジャケットです。A.P.C.のチャイナジャケットもデニム地ですね。

こんな風にバンドカラーシャツとチャイナジャケットを重ね着で着てもそれっぽくオシャレになります。

意外や意外、無印良品からも出ていますので試着してみるといいかもしれません。値段もお財布に優しいです。

無印良品 結び釦シャツ

Sasquatchfabrix.

これはちょっと上級者向けかなあと思うのですが、Sasquatchfabrix.というブランドです。

Sasquatchfabrix. (https://sasquatchfabrix.com/)

こちらの記事の写真を見て頂くと一目瞭然でオリエンタルな雰囲気が伝わるかと思います。

FASHION PRESS様ホームページ

ブランドの写真だけを見ると「やりすぎでしょ!」って思うかもしれません。

しかしアイテム単品で見るとオリエンタル感を出せるものが多く、且つ洋服の作りこみやこだわりを感じることができるものも多いです。

特にスウェット系やシャツ系はどこかオリエンタルな雰囲気があるものの比較的合わせやすいものが多いです。(しかし柄ものは自信がある人じゃないと服のオーラに負けてしまう可能性大です^^;)

値段も安くはないのと取扱い店舗も限られてはいるので(それでもかなり増えてきていますが)どちらかというと上級者向けです。

でもこういうオリエンタルな雰囲気の服って日本人の顔に合うんですよね。これも試着してみると意外に日本人に似合うことが分かります。

個人的にはシャツ類がオススメです。(柄物は着こなしのレベルが高いので注意です)

オリエンタルな雰囲気でミステリアスなオシャレ野郎を目指してみる

無理してジャケットを羽織るのもいいのですが、ここは持ち前の日本人らしさを活かしてオリエンタルな雰囲気の服にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

どれも少し抵抗のあるものが多いのですが、着てみると「意外に似合う」というものが多いです。

また人と被ることが少ないため、着こなしに慣れてくるとそれだけでオシャレな雰囲気を出すことができます。

オリエンタルな雰囲気ってどこかミステリアスな雰囲気も兼ね備えているので、着こなしに成功すると新しい自分に出会えるかもしれませんね。

仕事や勉強を頑張ったあとの休日に、オリエンタルな自分を演出しワンランク上のオシャレをしてみませんか?

いつもと違う自分を感じると、少し自信が持てるようになるかもしれません。

ではでは^^