もう店員さんのハード接客も怖くない!【アパレルショップで気持ちよく洋服を見る方法】

お目当てのブランドや洋服があるにも関わらず店員さんのマンツーマンスッポン接客が怖くてショップに行きずらい。洋服好きなら誰しもが通る店員さんの接客に対する悩み。大丈夫です。自分の中で決めごとを作るだけで自由に洋服を見ることができます^^


アパレルショップにて店員さんの接客をウザい!と思ってしまう瞬間

通販もいいけど試着して似合うかどうか確かめてから買いたい。オシャレなショップの雰囲気を楽しみたい。

そう思ってはいるものの、どうしても店員さんに接客されるのが嫌で躊躇してしまう。洋服好きなら必ず通る道だと思います。

そもそも店員さんの接客をウザいと思ってしまう時ってどんな時でしょう。


1.商品を手に取る度にいちいち説明される

気になった商品を手にとる度にいちいち商品説明されるパターンです。大して気に入っていない商品でも手に取った瞬間から長々と説明をされるため、最終的には商品を手にとること自体が億劫になってしまいます。


2.説明が長すぎて(丁寧すぎて)断りにくい

あまり気に入ってないにも関わらず、店員さんが熱心に長々と商品説明してくるため、今さら商品を棚に戻しにくくなる現象です。商品を戻すだけなのに労力がいります。最悪、ゴリ押しに負けて買わされてしまう場合も。


3.結局、値段がいくらか分からない

商品の魅力やブランド背景などを熱心に語られるも、結局値段がいくらなのか分からないといった事案。そもそも値札がポケットの中などの見えにくい場所にあるため、値段が確認できないことも多いです。店員さんも自ら値段を言わないし、自分からも何となく聞きにくいんですよね。


などなど、店員さんの接客に対して戸惑ってしまうこと、ありますよね。

こういった経験をすることで「どうせショップに行っても気疲れするし行くの止めよう」となってしまう方も多いと思います。

そして結局、接客のないユニクロや無印等の超大型店で洋服を買うようになってしまうんです。ユニクロなら自由に商品見れますし。その気持ち、良く分かります。

では、このような店員さんの接客を怖がらずに気持ちよく買い物するためにはどうしたらいいのでしょう。

これまで中学時代から中年になるまで、数多くのセレクトショップ、百貨店、古着ショップなどで買い物し、良い接客も嫌な接客も経験してきた私の経験から店員さんとの上手な付き合い方をお伝えします。

そもそもなぜ店員さんは接客をしてくるのか

店員さんの接客を煩わしく感じる方は少なくないはず。それなのになぜ店員さんは接客してくるのでしょうか。まず、その理由を考えてみます。


1 洋服単体では伝えられない魅力を伝えるため

高級ブランドの洋服などは、その物単体だけでは価格相応の価値があるかどうかを判断することが難しいです。そのため、素材や機能性、ブランド背景などの商品を一見しただけでは分からない付加価値や、隠れているギミック(隠しポケットや2WAYになる等)を伝えるために顧客への説明が必要となります。


2 展示しきれていない商品をスムーズに出すため

ユニクロ等の大型店と違い商品棚スペースが限られているため販売スペースに全サイズ全カラーを置いていない店舗も多いです。そのため、商品のサイズ違いやカラー違い、バックヤードにある類似商品などをスムーズに提案するために声かけを行います


3 インセンティブ(ボーナス)や人事評価のため

正直これが一番の理由でしょう。店員さんの販売額や販売数によってインセンティブがある場合や、そもそも販売額が昇任昇給に影響するので必死になって販売するというものです。これはアパレルショップだけではなく、企業であれば営業マンは当然売り上げで評価されるので、売ることに必死になるのは当然のことです。


このように、店員さんが必死に接客をする理由を考えてみると、一見ウザいなと感じる接客でも、売る側としては当然のことをしているだけということに気が付きます。

店員さんも嫌がらせのために接客している訳ではないので、上手に付き合いながら楽しくお買い物を楽しみましょう。

ただ、注意点として、明らかに悪意を持って接してくる店員さんもいます。

どう考えても必要がない商品なのに、自分のインセンティブのために断ってもしつこく商品を買わせようとする店員さん、買う気がないと判断した途端にわざとしつこく接客してお客さんを追い出す店員さん、酷いあだ名をつけて陰でお客さんの悪口を言う店員さん等々、明らかに悪意のある接客をする店員さんは実在します。

私自身もかつてこういった酷い接客を受けたことがありますし、他のお客さんに対して酷い接客をしている様子を目撃したこともあります。

割と大手のセレクトショップでもこういった接客をする所があるので要注意です。こういった接客を受けた際は迷わずすぐに退店しましょう。

大丈夫です。店を出ればいいだけです。

ただ、現在はネットの口コミですぐ悪評が広まってしまうので、こういった酷い接客をするショップは一昔と比較してもかなり少ないと思います。ですので、安心してお買い物を楽しんで大丈夫です。

安心してお買い物を楽しむために、店員さんと上手に付き合うテクニックをいくつか紹介するので、接客が苦手な方は実践してみてください。

店員さんの接客と上手に付き合うテクニック

では、私も接客に対し苦手意識を持っていた若かりし頃に実践していた、いくつかの店員さんとの付き合い方のテクニックについてお伝えします。

店員さんがガンガン接客するように、こちらも自分の意思は伝えていいというのが基本です。何も遠慮することは無いのです。店員さんも一生懸命説明しているのだから、こちらも一生懸命自分の要望を伝えていいのです。

・・・とは言いますが、実際それが難しいんですよね。分かります。

そんな方にオススメの方法です。


1 断る際の台詞を準備しておく

店員さんの接客を受けて困った際に自分が言う台詞を前もって決めておくというものです。これ、効果的です。

なんて断っていいか分からない。もっと商品を見たいのにいいづらい。悩んでいる間に店員さんはどんどん説明を続けてしまう場合があるので、そういった際に言う台詞を決めておきましょう。

説明を受けている商品を断る際には、

「検討します」

「考えます」

といって棚に戻せばそれでOKです。このセリフを覚えておけば大丈夫。簡単です。

何も迷う必要はありませんし、変に気を遣う必要もありません。

これらのセリフを言って棚に戻せば、店員さんにも購入意思がないということが伝わります。(ただ、優しく言ってあげましょう。店員さんも一生懸命説明してくれているので。)

また、商品を手に取る度にしつこく接客される場合には

「ちょっとお店全体を見させてください」

と伝えれば大丈夫です。こう言えばしばらくは店員さんも声かけはしてきません。それでもずっと声かけされるような場合は退店していいです。お互いにとって不利益だと思うので。

この

「検討します」

「考えます」

「お店全体を見させてください」

の3つの断りフレーズだけを覚えておけばとりあえずは大丈夫です。ただ、言う際にはお互い嫌な思いをしないように「優しく」です。

前もって言うセリフを決めておくと少し気持ちが楽になるのでオススメです。


2 それでも断りにくい時は試着して断る

大体はお客さんの「検討します」の一言で店員さんも察します。しかしそのフレーズすら言いにくい場合は、試着だけしましょう。

その上で

「少しイメージと違いますね」

と言って返却すればOKです。試着した上でイメージと違うと言われたらもう店員さんも推しようがありませんので。

たまに「いやいや、似合ってますよ!」と明らかに似合ってないのに推してくる場合もありますが、「自分的にはイメージと違います」と再度言えばしつこく推してきません。それでも推してきたら退店すればいいだけです。大丈夫。

ただ、試着して断る際の注意点として、「サイズが小さすぎる(大きすぎる)」と言ってはいけません!

これを言ってしまうと違うサイズを用意されて更に断りにくくなりますので^^; 要注意です。


3 値札は遠慮なく見る。値札がないなら遠慮なく値段を聞く。

これは今でも洋服を買う際に困ることが多いのですが、その洋服のデザインは気に入っているのに値段が分からなくて困ること、多くないですか?

オシャレなお店ほど商品の値段が分かりにくい!値札がポケットの中に隠れていたり、一目で分からないように服の内側に入り込んでいたり…

しかも値段って何となく店員さんに聞きにくいですし、接客を受けてる途中で値札を見るのも少し気が引けます。

で、私が出した結論なんですが、

割り切って値札タグは遠慮なく見る。値札が無ければストレートに店員さんに値段を聞く。

そして高ければ買う予算が無いことをハッキリ伝える。

これに尽きます。

だって、値段って場合によってはデザイン以上に大事ですから。聞いていいんです。聞かない方が不自然。

それに最近の値札タグには素材の情報や機能性の情報も書かれていたりするので、積極的に見るべきです。

ここは割り切って積極的に値段は確認しましょう。

店員さんの接客を受けている途中だとしても、値札を見て値段を確認してOKです。

そして高いと思ったら「あ、お高いですね・・・」と伝えて商品を戻しましょう。何も失礼なことはありません。

そもそも高ければ買えないわけで、店員さんの説明を無駄にしてしまう可能性もあるわけですから、早い段階で予算事情は確認した方がお互いのためです。

アパレル関係商品のこの値段を隠す風習は消費者からすると困りますよね。インスタやホームページでのアイテム紹介でも商品名は書いてあるのに値段が書いてないことが本当に多い!

スーパーやコンビニはもちろんですが、車やマンションだって販売するときは堂々と値段が書いてあります。これだけ値段を隠したがる風習があるのはアパレル商品だけではないでしょうか。

内ポケットなどに値札が入れられていると本当に困ります。これは本当に改善してほしいです。

店員さんも値段を確認されて失礼だなとは思わないので、遠慮なく値段は確認しましょう。商品の価格を確認することは全く恥ずかしいことではありません。


4 「嫌だったらすぐに退店すればいい」と気持ちを軽く持つ

いろいろと接客を受けるのが嫌で店舗に入りたいけど入れない・・・。

大丈夫です。仮に接客で嫌な思いをした際は退店すればいいだけなんです。簡単です。

なのでそんなに思い悩まずに、軽い気持ちでショップに入って洋服を楽しみましょう。

結局は自分がお金を払わない限り買えないものなんですから、本当に気に入ったものだけを購入する強い意志を持っていれば大丈夫です。

そして万が一、嫌な思いをしたらすぐに退店すればいいだけです。

お店の店員さんだって、誰も人が来ないよりは一人でも来てもらったほうがいいと思っています。なので軽い気持ちで洋服を楽しむ気持ちで店舗に入りましょう。


5 退店する際には気持ちよく挨拶を

店員さんから丁寧に説明を受けたり試着させてもらった場合には、買った買わなかったに限らず、帰る際には商品を案内してもらったお礼を示しましょう。

「ありがとうございました。また来てみます。どうも~」

程度でいいです。店員さんも気持ちよく仕事をしたいと思っているはずです。

なので丁寧な接客を受けた際には、無言で立ち去るより一言でいいので簡単にお礼を言って帰りましょう。

アパレルショップの店員さんは怖くない

5点ばかりですが、店員さんの接客と上手に付き合うテクニックを紹介しました。

特に断る際のフレーズを前もって決めておくと気持ちがずっと楽になるのでオススメです。

店員さんは敵ではなく、洋服が大好きなあなたの味方です。なので接客を無下に嫌がるよりも、上手に対応しながら色々教えてもらった方が自分のためにもなります。

上記のテクニックを頭に少しでも入れて新しいお店を開拓していきましょう。

それでもやっぱり接客が苦手という場合は、

・複数人で行く

・土日の午後など人が多い時間に行く

など、少しでも接客を受けるリスクを減らして行くしかないかと思いますが、そこまで嫌であれば割り切ってオンラインショッピングを利用しましょう。

また、これを言ってしまっては元も子もないのですが、

どんなに接客を受けるのが苦手でも、時が解決します。

おじさんになるとしつこい接客はほとんど受けません。

年齢を経ると必然的に自分の年齢が店員さんと同年代もしくはそれよりも年上になります。そうなると店員さんもしつこい接客はしてこなくなるのです。まさに時が解決します。

私も中高大学生の頃はよくしつこい接客を受けて疲れ切ってましたが、おじさんとなった今ではまずしつこい接客は受けません。そもそも商品を見ていてもあまり声をかけられません(良いのか悪いのか分かりませんが笑)。かなり自由に商品を見れています。

なので今現在お店に行くことを怖いと思ってしまっている方も、年を重ねればその問題は解決されると思うのでご安心ください。

店員さんとのやりとりも洋服の思い出として付随します。大好きな洋服に少しでもいい思い出を纏わせることができるよう、店員さんとも上手に付き合っていきましょう。

大丈夫です。店員さんは味方です。そして、嫌なら退店すればいいだけです。気軽に行きましょう^^

ではでは^^