「もっと幸せに働こう」を読んで絶望の淵から自信を取り戻してみた。

  • 2021年4月29日
  • 2021年4月29日
  • 読書

誰もが分かっているけど諦めている「幸せに働く」こと。毎日ため息をつき、下を向きながら、体調を崩しながら、自分を誤魔化しながら、やりたくないことに人生の大半を費やして一生を終える…。そんな一生で終わりたくない!好きなことを仕事にしたい!そう思うあなたにオススメの書籍「もっと幸せに働こう」です。本書を読んで、嫌いな仕事を続ける生活から抜け出すための一歩を一緒に踏み出してみませんか?

もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術 MB著

  • 出版社 : 集英社 (2019/9/30)
  • 発売日 : 2019/9/30
  • 言語 : 日本語
  • 本の長さ : 238ページ

好きなことを仕事にしている著者からのメッセージ

多くの人が諦めているであろう「好きなことを仕事にする」を実現するために必要な日常レベルでの考え方やビジネスレベルでの手法等が分かりやすい表現で書かれている本です。

以前の記事「『やりたいこと』の見つけ方を読んでやりたいことを探してみた。」で紹介した書籍と内容に関連性があるので合わせて読むことをオススメします。

著者のMBさんはメンズファッション分野で活躍されている方です。

この本はとにかく分かりやすい!です。気取った表現や回りくどい説明がなく、ズバッズバッと好きなことを仕事にするためのMBさんなりの考え方が書かれています。

ドレスとカジュアルのバランスを整えれば誰でも簡単にオシャレになれるとオシャレになる方法を感覚的ではなく論理的に分かりやすく発信しており、「好きなことを仕事にしている」大先輩の一人です。

活字が苦手というかたにも比較的分かりやすく読みやすい構成になっているため、日々仕事に疲弊している方でも肩の力を抜いて理解することができます。

読みやすいって大事ですよね。

では、この本を読んで特に気になった点について紹介します。

成功しないのは「準備ばかりで行動しないから」

読み始めて前半でこのフレーズが出てくるのですが、このフレーズがストライクで心臓に突き刺さります!

好きなことを仕事にするために何かしようと思っても、その準備ばかりをして実際に何も行動しないから成功できないということなのですが、これは多くの人が思い当たるところがあるのではないでしょうか…

人間は変化することを好まない怠け者な生き物であるが故、新しいことにチャレンジしようとする際に一歩を踏み出そうとしなくなる。だからこそ「新しい行動をとにかく起こすこと」が大事!というわけです。

私はこのフレーズを読んだ時点で一旦本を読むのを止めて、即行動に移しこのブログを作成しました(汗)

正直なところ、このフレーズが出てくる前半だけ読んだとしても十分価値がある本だと思います。

誰もがギクッとなる内容が書かれていますが、だからこそ読む価値があると思うのです。人は誰かに指摘されないと自分自身の意思だけでは今までの行動をなかなか変えられない生き物ですから…。

1日1時間でいいからやりたいことについて考える

好きなことを仕事にしたい。辛い現実を変えたいと思っていながらも、気が付けばテレビをつけスマホを手にとって1日をダラダラと過ごしてしまう毎日になっていませんか?

かくいう私もそうでしたが、この書中の「1日1時間でいいからやりたいことについて考えてみて!」という言葉に出会い、読書なりブログを書くなり調べものをするなり勉強する時間を少しでも確保するようになりました。

 

多くの人が実現できていない「好きなことを仕事にする」ことを実現するためには、多くの人とは違う行動を起こさなければなりません。

そのための行動の一つが「1日1時間、自分のやりたいことについて考える」ことだということです。

特に現代社会ではスマホが生活の大部分のキーになっています。スマホが近くにないと落ち着かないぐらいスマホが身体の一部になっている方も多いと思います。

ですが、そこはグッとこらえてスマホでダラダラ検索を続ける1時間を「自分のやりたいこと」を考える1時間に変えてみてはいかがでしょうか。

新しいものを出し続けたい病

自分で好きなことを仕事にしようと思った時「常に世に新しいものを出し続けないとダメなのではないか。発信し続けないとダメなのではないか。でもそれはハードルが高い…自分には無理だ…」と思ってしまいがちですが、そうではないと著者は言います。

本当に優れたもの、考え方であるのならば、同じものを繰り返し出し続ければいい。発信し続ければいい。」ということですが、確かにコカ・コーラはずっとコーラをメインに作っているし、日清はずっとカップヌードルを作っています。

優れたものであるならば、それを繰り返し続けるべきで、新しいものを出し続ける必要ないというこの考えは、新しいことを始めようとする人のハードルを少し下げてくれる考え方です。

確かに著者のMBさんもドレスとカジュアルのバランスについての本をいくつも出されています。実際に同じことを発信し続けながら、その情報の価値を更に高めているMBさんが言うからこそ説得力があります。

踏み出せない一歩を踏み出させる良書

上段でも書きましたが、この本は前半部分を読んだだけでも十分価値がある本です。

もちろん後半部分にも顧客の考え方や目標設定の方法などが具体的に書かれておりとても分かりやすくためになります。

しかし、前半部分を読むと「ビジネス書を読んでばかりいて何も行動を起こさない」自分に危機感を覚え、行動に移そう!一歩踏み出そう!という気持ちにさせてくれます。

実際に行動に移す動機となる本って意外と少ないものです。読むだけで終わってしまったり…。

文章やデザインも強弱がつけられておりとても読みやすいので、書店で手にとってみて気になった方は読んで見ることをオススメします。

この本は実際にサラリーマンとして苦労した経験がある著者が書くからこそ説得力があるのだと思います。

好きなことを仕事にできる時を目指して、嫌いな仕事を嫌々やる生活から抜け出すために、一歩を踏み出しましょう。